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2007年にラングドック地方で発生した水分ストレスの問題は一年を通して分散した適度な雨によって自然に埋め合わされました。それとは反対にルーション地方ではこの年も水分ストレスが発生しています。
実際2007年には9月末から12月に平均135mmを上回る雨が降り、旱魃を受けた畑はこの雨を歓迎しました。この雨によってブドウの生育サイクルは春から最適なスタートを切ります。
夏は日照量がシーズンを通して850時間を記録する程暑く、幸いな事に涼しい夜と相俟ってブドウの緩やかな成熟を助けました。
2008年のラングドックは前年に比べて深みはないもののとても飲みやすいワンが出来ており、良質なワインが出来た年になりました。
この年のルーション地方の気候は複雑でした。2006年同様、2007年の秋も例年のように地中に水分を確保する為の雨が殆ど降っておらず、冬も雨が記録されておらず暑く乾燥したシーズンになりました。
このような事態から生育サイクルのスタートが非常に難しく生産者たちは頭を悩ませます。しかし、幸いな事に春、特に5月には雨が戻ってきます。
この年の収量は確かに少なかったですが収穫されたブドウの品質は良質で健康な状態でした。